ヒャッハー!新鮮な祭りだぁ!
まぁ、オブリについては大体やりきった感があるので、
最初にフリーダムにやりますと言った通り、これからはオブリ以外のジャンルもちょこちょこ手を出してゆきたい(願望)。
そして、そんな記念すべき第1回は・・・・

じゃっじゃじゃぁ~ん!!
さる11月18日に航空自衛隊の岐阜基地にて開催された「航空際」。
地元故に「いつでもいけるからいいか」状態になっていましたが、ふと思うところがあって、十数年ぶりに訪れてみました。
徒歩5分のところに婆ちゃんの家があるので駐車場の心配もせず、手ぶらで行けるのが強み。
で、写真を撮ったのはいいのですが、これまた十数年前のポンコツデジタルコンパクトカメラなうえ、
ブログ主に写真撮影の技術が無いのでどれも酷い写りですw
まぁ、綺麗な写真は他の方々にお任せするとして、航空祭の雰囲気をレポートしてゆきたいと思います。
因みに、上の出入り口の写真は、帰りに際に撮り忘れていたのを思い出し、慌てて撮ったものです。
当日は午前中が晴れ。午後から曇り始め、終了間際の空はこんなんでした。おまけに曇ると結構寒かった。
そして、とりあえず基地の中に入って何枚か写真を撮るうちに、このポンコツカメラのバッテリーが腐りかけている事に気付く。
なんと、バッテリー残量の減りがやたら速いw 減り具合から察するに撮れる枚数は200枚くらいがやっとだろうか。
元々軽い気持ちで来たのだから、この範囲内で撮ればいいやと撮影続行w
それでは、まずは飛行展示(デモフライト)を行うため、タキシーウェイに駐機している機体から紹介してゆきましょう。

F-15J イーグル。
シリアル52-8853。
お馴染み航空自衛隊の主力制空権戦闘機ですね。
シリアルナンバーで検索すると、第201、305飛行隊所属の写真がヒットします。
パンフには飛行開発実験団とあるので、今はここの所属でいいのかな?
でも今年の千歳航空際に出ているしなぁ・・・その辺、編成替えなのか出張なのかはわかりませぬ。

F-15DJ イーグル。
シリアル12-8078。
こちらは複座型。これはシリアルで検索してもあまり情報が出てきませんでした。

XF-2A。
シリアル63-8502。
F-2 戦闘機の試作2号機。現在は各種装備品の運用試験機として使用されているそうです。

XF-2B。
シリアル63-8101。
複座型であるF-2Bの試作1号機。

F-2B。
シリアル33-8121。
こちらは量産型。実にカッコイイ塗装ですが、シリアルナンバーがよく見えないw


岐阜基地は飛行開発実験団の拠点なので、こうした試作機や実験機のねぐらになっています。
昔だとSTOL実験機の「飛鳥」とか居ましたね。今は基地近くの航空宇宙科学博物館で余生を過ごしているそうです。

F-4EJ ファントム。
シリアル17-8301。
なんと、空自が導入したF-4EJファントムの1号機ですよ!
米国マクドネルダグラス社で製造され、302号機と共に1971年に日本にやってきた空自最古参の戦闘機。
それが地上展示エリアではなくタキシーウェイに居る・・・
そう、コイツは飛ぶのです。現在唯一の飛行可能なオリジナルのF-4EJなのです。


タキシーウェイに駐機してたファントムは4機。
上の17-8301を筆頭に、シリアル47-8336、47-8327、07-8431。
このうち、07-8431がF4-EJ改の改修初号機、つまり1番最初の「改」だそうです。
普段、頭の上を当たり前のように飛んでるので全然気にかけなかったのですが、
ひょっとして岐阜基地って希少種の宝庫?

T-4 ブルーインパルス仕様。
デモフライト終了後、タキシーウェイに戻った後の写真です。
ちなみに飛んでるところはポンコツカメラじゃ追いつかず、見れたものではありませんでした・・・。


これらは練習機であるT-4からの改造ではなく、ブルーインパルス機と新造された機体との事。
フライト後の作業なんて素人には滅多に見られるものじゃないですから貴重ですね。

C-1 輸送機。
シリアル28-1001。
こいつも試作1号機。しかも現役C-1のうち唯一の銀色機。
1971年2月引渡しなので、機齢47歳・・・だけど普通に飛んでます。

中型輸送機と言っても意外と小さい?

最後はタキシーウェイの1番隅っこでひっそりと佇む初等練習機の T-7。
とても重要な機体なんですが、やっぱり一般受けはイマイチw

そして、タキシーウェイにデモフライト隊が勢揃い。T-7 と F-4 が1機、画面外ですが・・・。
ここからは飛ばない地上展示の機体。

T-4
シリアル56-5601。
200機以上が生産された中等練習機。ん??これも試作1号機なのかな???

F-4EJ ファントム
シリアル87-8409。
今年退役した「各務原飛行場百周年」記念塗装機。「改」じゃない貴重な機体。
解説ではデジタル迷彩と書かれていました。プラモでマスキングでこれをやれと言われたら死ねますね・・・。
昨年の航空祭ではデモフライトを行ったそうです。

F-4EJ改 ファントム
シリアル07-8428。
これも記念塗装機。百里基地の第302飛行隊所属。
年度内に F-35A に更新されるらしく、もうすぐ引退の機体です。お疲れ様でした。
お次は格納庫展示の機体。

F-15J の搭乗体験・・・ではありません。コックピットを見学できて写真が撮れるだけw
昔はシートに座らせてくれたような・・・確か F-104 だったと思いましたが、私の勘違いですかね?
まぁ、引退済みの機体と現役の機体では色々と事情が違うでしょうから仕方がないのかもしれません。
ちなみに、このシリアル02-8999 機は、アニメ 「ひそねとまそたん」 に出てくるドラゴン(OTF)の偽装形態です。
パネルにも「まそたん展示中」と書いてありましたw
機首にまそたんの目玉がマーキングされてますでしょ。んんん??

おまえらもか・・・

もちろんファントムも置いてありますよ。
屋外の展示機より間近で見れるのがいいですね。どちらも補修とリペイントの跡が斑模様のようになっており、
ファントムに至っては外版がうねりボコボコになっているあたり、長年に渡り酷使されて来た事が伺いしれます。

ファントムの機首バルカンの砲口。
さらに搭載兵装たちの展示。

M61A1 20mm機関砲。

99式空対空誘導弾( AAM-4 )。

04式空対空誘導弾(改)。別名 AAM-5 (改)

スマート・ボム・ラック。JDAM かと思いきやラックの方が主役でしたw

600gal ドロップタンク型カメラポッド。

搭載兵装類の中でイチオシはこれ!
XASM-3 空対艦ミサイル。全長 6メートル、重量 940キログラム。

その大きさたるや、デカァァァイ!説明不要!これを F-2 に積むと申すか。

唐突にエンジン展示もあったよ。 CF6-80C2K1F。
空自の最新輸送機 C-2 に搭載されている米国ジェネラルエレクトリック社製のターボファンエンジン。

他にも射出座席に搭載されているサバイバルキットの展示もありました。写真は今流行?のミリメシ。
・・・・・・・
そして、ある意味この航空際における最大の目玉とも言えるのが、

X-2。
シリアル51-1001。
先進技術実証用の実験機で生産数は1機。
なお、「心神」という名称は計画初期の呼称で、正式名称でも愛称でもなく、現場でも使われなかった模様。

今回で 3 回目の展示。
試験飛行は岐阜基地および浜松基地の周辺空域でしか行っていない説明だったし、
検索してもここ以外の基地での展示情報が出てこないので、基本的に岐阜基地でしか見られない航空機ではないでしょうか。
ひょっとしたら他の基地のイベントに出張とかしているんですかね?

パネルラインもリベットも少なく、コーションステンシルもスッキリしています。
写真だと非常に奇麗な機体ですが、実機を肉眼でよ~く見ていると、何か安っぽさを感じてしまいますw

昨年は横置きで、今年は縦置き。
お陰でエンジン部は見えなくなりましたが、迫力ある正面画を撮れるのはイイネ。

展示物じゃないけど、こういったモノもなかなか見る機会が無いのでパシャリ。
この後、13:45からの異機種編隊飛行があったのですが、その直前で無念のバッテリー切れw
と言うわけで、岐阜基地航空際。如何でしたでしょうか?
残念ながら F-35A と C-2 は来てくれませんでした。
特に F-35A !お前つい最近、小牧基地で量産11号機が飛行試験してただろ!
10kmちょいしか離れていないんだから顔見せに来てくれてもいいじゃない・・・いや、無茶言ってるのは分かっていますよw
それにしても、さすがに10年以上空けて行くと顔ぶれも結構変わっていて新鮮ですね。
また、フライトデモはYouTube に高画質の動画がたくさん上がっていますので、興味を持たれた方は是非そちらもどうぞ。
おまけ?

タキシングを開始した C-1 輸送機を誘導する隊員さん。
これが正真正銘、本家本職による正しい誘導。
このポーズやアニメを適当に作ってしまうと誘導警察が家宅捜査に来たり、
ミリオタおじさんが発狂してしまうそうなので、作るときは寸分違わずコレを再現せねばならないのです(ウソ)。